ジャパン・ウォーター・ガード


ジャパン・ウォーター・ガード
   トップイメージ   
   
●21世紀の環境保全と豊かな水辺を取り戻すために●
地球の水を守ろう!!
活動内容
水質浄化作戦
日本の水源を守ろう
利根川を守ろう
循環型社会の構築
さまざまな活動
ゆたかな海をつくろう
藻場再生プロジェクト
背景
海の現状
磯焼け
赤潮
青潮
対策
海の森づくり
ミネラル供給
循環と酸素供給

    

藻場再生プロジェクト

循環と酸素供給

 海洋においての循環は、大きくは海流によって、小さくは潮流によっても行われています。海流は、地球規模でおきる海水の水平方向の流れの総称で、潮流は、潮汐による時間の経過に伴って流れが変化し短い周期性を持ちます。海流は、ほぼ一定方向に長時間流れ、その性質により暖流と寒流の二つに大別されます。また、鉛直方向の循環は、海表面と深海との水温差により行われ、恒常的に鉛直方向の流れやが存在する海域もあります。海流による循環は、深さにより表層循環と深層循環があり、表層循環は海面での風によって起こされる循環で、深層循環は温度あるいは塩分の不均一により起こる循環をいいます。これらの循環により、海洋では、地球規模にて様々な物質が運ばれ移動して豊かな海が形成されています。海面上の波により海水に溶け込んだ酸素も、より深い海底まで循環されています。

 しかし、内海や、沿岸部の閉鎖性海域では、海流による大きな循環が行われないため、内陸部よりの影響を受けやすく、近年、汚染物質の流出や、護岸や浚渫などの建設工事により、生態系が破壊され環境悪化が深刻化しています。
 このような内海や、閉鎖性海域においては、強制的な水流により循環させて、水底部まで酸素を供給することにより、生態系を再生させ、無酸素水塊の形成を防ぎ、窒素やリンの分解を促進させることができます。


      


 レイクリフターシステムは、内海や内湾・養殖場などの、海水が滞留し、水温成層が形成され、魚の発育や健康に障害を引起す恐れのある海域において、海水を効率よく動かすことにより、生態系の保全と水質浄化を図ることが可能です。内陸部により送られた少量の空気により、大規模な上下対流攪拌作用を発生させて底層水を押し上げ、ゆっくりとした大きな対流を引き起こし循環します。引き起こされた水流により、深層まで酸素が行き渡り、生態系を保全し自然浄化能力を助けて水質の浄化と改善を図るシステムです。

 対流攪拌作用は、自然の力を最大限に生かした方法なのでとても安全です。海水に放出されるのは空気だけで、二次公害がありません。また、シンプルな構造と強固な素材で耐久性も抜群。長期使用にも耐えられます。しかも、無人運転、遠隔操作が可能で、大きな動力を必要とせず、太陽電池との併用もできます。こうした徹底した省力化の実現で、ランニングコストを大幅に低減させています。
 
 


  レイクリフターシステム

Copy right©JWG All rights reserved.