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日本の水源を守ろう
地表に降った雨や雪は、地表水あるいは地下水として、せせらぎをつくり山を駈け降り、次々に合流しながら大きな川へと成長し、最後は海へと注いでいます。日本列島はその背骨とも称される山脈によって中央分水嶺を有し、太平洋に注ぐ川と、日本海に注ぐ川とに大きく分けられ、その川辺や河口付近に都市が存在しています。川の畔に人の営みが生まれ集落ができ、人々が集い、産業や文化が育ち発展し、今日大きな都市を形成しています。日本のあらゆる都市が、川を基盤として発展し、その河口付近の平野部に大多数の人々の暮らしがあります。
私たちは、川辺に集う人々の健康と生活を守るために、日本の川を守り、その水源地を守らなければなりません。川を守ることは、目の前の流れだけを考えるのではなく、上流域では下流域での水の利用を考え川を守り、下流域では川から恩恵を上流域に還元することで川を守っていかねばなりません。守るべき川は、日本のどの地域にもあります。どの川もその地域にとって、なくてはならない川なのです。その一つ一つの川を守るため、私たちは環境問題全体を考える必要があります。環境に負荷をかけない循環型社会の構築には私たちの生命をはぐくむ川の清流があってこそです。日本を縦断する分水嶺を起点とする水源をまもることは、環境問題全体を考えることにつながります。
JWGジャパン・ウォーター・ガードは「日本の水源を守ろう」をテーマに環境改善活動を推進、支援します。
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分水嶺より海に流れでる主な河川
北海道 |
日本海側 |
天塩川、石狩川、尻別川、朱太川、利別川、厚沢部川、 |
太平洋側 |
標津川、釧路川、十勝川、沙流川、鵡川、安平川、 |
オホーツク側 |
頓別川、渚滑川、湧別川、常呂川、網走川、斜里川 |
本州 |
日本海側 |
岩木川、米代川、雄物川、最上川、阿賀野川、信濃川、黒部川、神通川、庄川、九頭竜川、由良川、円山川、千代川、天神川、日野川、江の川、高津川、阿武川 |
太平洋側 |
奥入瀬川、五戸川、馬淵川、北上川、鳴瀬川、名取川、阿武隈川、那珂川、利根川、荒川、富士川、天竜川、木曽川、長良川、揖斐川、櫛田川、宮川、熊野川、紀の川、淀川、加古川、揖保川、千種川、吉井川、旭川、高梁川、沼田川、太田川、錦川 |
四国 |
吉野川、仁淀川、四万十川、肱川 |
九州 |
遠賀川、筑後川、矢部川、球磨川、川内川、大淀川、一ツ瀬川、小丸川、五ヶ瀬川、大分川 |
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