旧芝川再生プロジェクトについて
２０世紀の繁栄の代償として汚染された日本の河川は、その後の法整備や水質浄化技術の進歩、美化運動などにより、大きく改善されてきました。
しかしそれは大きな川に限ったことで、全国にはヘドロが溜まり悪臭を放つ川がまだまだたくさんあります。
埼玉県の南部・川口市を流れる旧芝川もそんな川の一つでした。
旧芝川は、４０年前洪水対策のため上流下流が水門で閉じられてしまったため、日々流れ込む雑排水で汚染が進んでいました。
テレビ朝日の環境番組「素敵な宇宙船地球号」では、番組独自のプロジェクトとして、汚染されたドブ川の再生を行うことで日本の環境を守る様々な視点が得られるという考えから、旧芝川を蘇らせるプロジェクトを始めました。
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| プロジェクト実施前の旧芝川 （ヘドロが溜まり悪臭を放つ） |
ＪＷＧでは、プロジェクト開始当初より水質浄化に協働で取り組み、炭素繊維水質浄化装置の設置や説明会への参加など積極的に行ってきました。
テレビ番組から始まった「旧芝川再生プロジェクト」は、埼玉県を動かし「埼玉県水辺再生１００プラン」へと引き継がれ、「旧芝川再生事業」として継続して進められています。
この度、「素敵な宇宙船地球号」は番組終了となりましたが、この「旧芝川再生プロジェクト」が河川浄化活動の手本となり、全国の河川の再生活動へと進展することを期待します。
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