Develop circulating society

　日本の経済成長を支えた大量生産、大量消費大量廃棄型経済社会システムは、化石燃料や化学物質の大量消費により、地球温暖化やオゾン層破壊などの地球環境問題を引き起こしました。国内では廃棄物の大量発生による最終処分場の逼迫、大規模な不法投棄など深刻な「ゴミ問題」をもたらしました。
　今日、こうした地球環境問題やゴミ問題を克服するため、これまでの経済社会システムから脱却し環境負荷の少ない持続可能な社会を実現しなくてはなりません。化石燃料や化学物質の消費を削減し、生産−流通−消費−廃棄にいたるまでの循環利用を進め、自然と共生し、廃棄物の減量を図る「循環型社会」を構築する必要があります。
　この循環型社会の構築には市民、産業界、民間団体、地方自治体、政府が共通の認識を持ち一体となる取組が不可欠です。そしてそこには経済活動が成立ち、産業としての基盤が必要です。
　「日本の水源をまもる」環境活動を通じて環境負荷が軽減しＣＯ_２の削減に寄与することは明らかです。家畜の糞尿や森林資源をバイオマスエネルギーヘと変換させ、化石燃料の燃焼を抑制し新エネルギーヘと転換することでＣＯ_２の排出を削減します。このことにより経済性が生まれ循環型社会として新しい経済社会システムが誕生します。