ゆたかな海をつくろう
私たちの住む地球表面の70%は海洋です。
人類はその海洋からさまざまな恩恵を受け生活してきました。この島国日本においては、海から魚介類をはじめ海藻類など食物の恩恵を受け、良質の栄養素の供給源として日常生活と切り離せない関係を保ってきました。岩塩の少ない日本では塩分の供給源としても貴重な存在であり、近年では海洋深層水の利用なども検討されています。私たちにとって海の持つ資源性は重要なものなのです。
今、その海が危機的な状態に至っています。
海の環境問題というと重油の流出などの海洋汚染や珊瑚礁の保護が思い浮かびますが、もっと身近な問題として有機物の多量流入によるヘドロの堆積海の砂漠化などがあり、また水産物の過剰搾取に伴い海枯れ現象が発生し漁獲量の減少につながっています。
生活の基盤でもある海をゆたかなものにすることは、私たちの生活を守ることでもあり地球環境保全の大きな課題と言えます。ヘドロが堆積した海を浄化し、コンブなどの海藻類で森をつくり多くの魚介類の住処として、資源生産性の高いゆたかな海をつくることを推進していきます。
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