ジャパン・ウォーター・ガード


ジャパン・ウォーター・ガード
   トップイメージ   
   
●21世紀の環境保全と豊かな水辺を取り戻すために●
地球の水を守ろう!!
地球温暖化対策
プロジェクト概要
地球温暖化とは
地球の気温変化
地球温暖化とは
気温が高くなると
温室効果ガスを知る
地球温暖化対策

    

地球温暖化とは

地球の気温変化

 地球平均気温は一定ではなく、過去に比べて気温が低下することを寒冷化と言い、上昇することを温暖化と言います。地球気温と気候は密接な因果関係にあり、気温の変化が雨量や風力などの気候変動を誘因して、地球上の多くの事象と生物に様々な影響を与えます。地球気温を決定するの最も大きな要因は太陽光で、地球に熱・暖かさ、明るさなど様々な恩恵をも与えています。太陽光は一定ではなく、発光・発熱の強弱や、地球との距離などによりその強さを変えるため、地球は古来より寒冷化と温暖化を繰り返し、地球全体が凍り付いた氷河期の時代も長く続きました。この太陽光による自然変動が、地球気温に最も影響を与えますが、地球自体にも太陽光の熱から地上温度を調整する機能があります。その役目を果たすのが地球を取り巻く大気です。地球に届いた太陽光は、地表で反射や輻射熱となり、地表面を取り巻く窒素や酸素などの大気により、熱は保たれ気温変化が緩和されています。そのため、大気中の成分によっても、地球気温は影響を受けてしまいます。



地球温暖化とは?

 地球温暖化とは、地球気温が温かくなること:温暖化する現象を言います。地球気温を調整する機能を持つ大気は、地表面から放射される熱を吸収し、地表面に再放射して、地球平均気温を14℃程度に保つ大きな役割を果たしています。この主な働きをするのが大気中の二酸化炭素等の気体で、温室効果ガスと呼ばれます。もし、この温室効果ガスがなければ、地球の平均気温は−19℃程度となり、地球は凍り付いてしまいます。地球気温は、温室効果ガスが大気中にバランス良く存在することにより、安定しているのです。

 大気中の二酸化炭素量が、18世紀後半の産業革命に伴い人類が、石炭や石油などを大量に消費したため、産業革命前(1750年頃)と比べ大幅に増加しました。二酸化炭素の排出量と世界平均地上気温の上昇変化はおおむね比例関係にあり、二酸化炭素の増加により、地球の平均気温も上昇しています。今後、人類が同じような活動を続けるとすれば、地球の平均気温は今より上昇すると予測されています。

 国連機関“気候変動に関する政府間パネル”(略称:IPCC)の予測によれば、2100年の世界地上平均気温は、2000年頃と比較して0.3~4.8℃上がるとしています。排出される温室効果ガスの90%以上は二酸化炭素ですが、メタンなどの他の温室効果ガス、とりわけフロンなどの人工温室効果ガスは二酸化炭素の数千倍の温室効果があり、わずかな量でもその影響が心配されます。問題化している地球温暖化は、二酸化炭素やフロン等の人為的活動に起因する温室効果ガス増加が原因となり、地球気温が上昇する現象を言います。



気温が高くなると

 地球気温の上昇が、私たちの生活にどのような影響があるのか、直接的には解りづらいものです。しかし、近年の猛暑・酷暑と言われた年でも、平均気温にすると平年より約1~2℃程度高かっただけなので、僅かな気温上昇が生活に大きな影響を与えることが解ります。平均気温の上昇は、夏の熱中症の患者増加の原因となり、極端に少雨の年と多雨の年が出現し、地域的にも大洪水と干ばつ被害として2極化となり、近年、日本においても時間雨量100ミリ以上の豪雨の回数が増加し、河川氾濫や土砂崩れなどの被害が多発しています。豪雨の原因となる台風は、赤道付近の海水温上昇により強大な台風が発生しやすくなり、巨大台風は豪雨や強風はもちろん、高潮による被害も懸念されます。

 地球規模で見ると、気温上昇により南極や北極の氷が溶け、海面が上昇して数多くの島々が海に沈むことが予想されています。気温上昇は、生態系へも影響を与え動植物の生息域を変化させています。日本においても従来は生息していなかった様々な生物が見られるようになりました。温暖化が進むと、熱帯に生息していた蚊などが北上し、病原菌を媒介します。これまで食べてきた美味しい農産物がとれなくなり、病害虫の懸念も増大し、高温や多雨は、日本の農業産品の品質低下を招きます。こうした気候変動は世界的な農産物、水産物の収穫にも大きな影響を与え、食糧不足を招く懸念もあります。とりわけ食糧の輸入依存度の高い日本は、経済的にも大きく影響を受けます。


→ 温室効果ガスを知る



出典)本Webサイトの図表は、環境省、GIO国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィスおよびJCCCA全国地球温暖化防止活動推進センターの公表データをもとに作成しています.。

Copy right©JWG All rights reserved.