ジャパン・ウォーター・ガード |
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●21世紀の環境保全と豊かな水辺を取り戻すために● 地球の水を守ろう!! |
− 目次 − 1.水の基礎編 §1.水と地球
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第1章 水の基礎編
水道水の中には、水道法の水質基準値以下ですが、トリハロメタンやトリクロロエチレン、シマジンなどの有害物質、気になるカビ臭や残留塩素などの「おいしさを阻害する成分」が含まれていることがあります。 水道水は、まず浄水場に水を溜めて、砂などの不純物を沈殿させ、その後、濾過処理して、より細かい不純物を取り除き、塩素を入れて雑菌などを死滅させるという処理を施しています。日本では、水道法で残留塩素の一定値が定められています。 (水道水1リットル中0.1ミリグラム以上の含有量) その塩素によって有害な細菌を完全に死滅させるためです。 ・総トリハロメタン 水道水のトリハロメタンは消毒に用いる塩素と原水中の有機物が反応して生成したものです。元となる有機物は、植物のセルロースなどが酸化される過程で生じるフミン質(腐植質)であることが多く、に湖沼水を原水とした場合は植物プランクトンが大部分を占めることが知られています。 機塩素化合物の1種で、無色透明の液体で、主な用途としては、金属機械部品等の脱油洗浄、ドライクリーニング、 香料等の抽出、染料の溶剤等があります。人体への影響としては、肝障害、腎障害、中枢神経障害が知られています。 また、廃液等による地下水汚染の進行が懸念されています。 ・シマジン(農薬)農薬で白色の固体をしていて、野菜、果樹、芝生に除草剤として用いられます。 散布時期は、春秋の雑草発生前で、安定性が高い分、残留性が高くなっています。 雨などによって地下水に混じり、水道の原水に混入することがあります。 ・カビ臭 カビ臭の原因は『2メチルイソボルネオール(2-MIB)』と呼ばれる物質で、湖沼や河川に繁殖する藍藻類のある種のものや放線菌により作られます。 かび臭発生時の水温は20〜30℃の場合が多く、時には10〜15℃で発生することもあります。快適水質項目の目標値は、粉末活性炭処理の場合「0.02μg/リットル以下」、粒状活性炭処理の場合「0.01μg/リットル以下」とされています。 ・残留塩素 殺菌のため浄水場で添加される塩素剤によって『カルキ臭』が引き起こされます。 残留塩素は、塩素処理によって水中に残留している有効塩素のことです。塩素の主な用途は、工業用及び家庭用の殺菌・消毒剤と漂白剤で、 水道水及びプール水の消毒や食品工業における殺菌・脱臭にも使用されています。 |
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