ジャパン・ウォーター・ガード |
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地球温暖化とは 温室効果ガスは、大気中の地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体の総称で、対流圏オゾン、二酸化炭素、メタンなどが該当し、近年、大気中の濃度を増して、地球温暖化の主原因とされています。
●二酸化炭素(CO2) 二酸化炭素 は、地球上で最も代表的な炭素酸化物で、炭素単体や有機化合物の燃焼によって容易に発生し、生物の呼吸によっても生じます。気体は炭酸ガス、固体はドライアイス、液体は液体二酸化炭素、水溶液は炭酸・炭酸水と呼ばれ、産業用としても多方面で使われています。
二酸化炭素の温室効果は、同じ体積あたりではメタンやフロンにくらべ小さいものの、排出量が莫大であることから、地球温暖化の最大の原因とされています。近年に大気中の二酸化炭素濃度増加の主原因は、石炭・石油など化石燃料の燃焼によるもので、工業化の進んだアメリカ、中国、ロシア、日本などの先進国は排出量が大きな割合を占め、とりわけ重い責任を担っています。 ●メタン(CH4) メタンCH4は,最も単純な構造の炭化水素で、1個の炭素原子に4個の水素原子が結合した分子です。メタンは天然ガスから得られるほか、一酸化炭素と水素を反応させることで工業的に大量に生産され、燃料用ガスや化学プロセスに使用する原料として用いられます。また、牛など草食動物のげっぷにもメタンが含まれ、糞尿が発酵する過程からもメタンが発生します。メタンは、同量の二酸化炭素の25倍程度の温室効果があり、人工的排出の他、火山ガスや永久凍土中のメタンハイドレートが放出されることも懸念されています。大気中のメタンの濃度は、1750年以降150%増加し、現在も上昇し続けています。 ●一酸化二窒素(N2O) 一酸化二窒素は、亜酸化窒素とも呼ばれる窒素酸化物の一種で、主な発生源としては、燃焼、窒素肥料の使用、化学工業(硝酸などの製造)や有機物の微生物分解、汚泥中の硝酸や亜硝酸の蓄積などがあげられます。地球上の窒素循環の過程において、アンモニア態窒素が硝化され硝酸や亜硝酸となりますが、脱窒菌により速やかに窒素分解されると発生しませんが、脱窒菌が存在しない場合には発生しています。一酸化二窒素は、二酸化炭素の約300倍という大きな温室効果を持つ気体で、大気中の一酸化二窒素の濃度は1750年以降、17%増加し、現在も増加し続けています。 ●フロン、代替フロンその他の温室効果ガス オゾン層を破壊し、温室効果ガスでもある多くのフロン(CFCs)、代替フロン(HCFCs)の大気中濃度は、1995年以降、モントリオール議定書の規制のもとでの排出削減の効果により、微増又は減少しています。一方で、これらの代替物質(HFCs)や一部の化合物(パーフルオロカーボン(PFCs)や六フッ化硫黄(SF6)など)もまた温室効果ガスであり、それらの濃度は現在増加しています。 出典)本Webサイトの図表は、環境省、GIO国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィスおよびJCCCA全国地球温暖化防止活動推進センターの公表データをもとに作成しています.。 |
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