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武漢東湖プロジェクト

湖北省武漢市

 武漢市は、中国中央部に位置する湖北省の省都で、人口は910万人あまり、副省級市に指定された華中地域の中心的都市です。 長江とその最大の支流である漢江の合流地点にあり、武漢三鎭といわれる武昌、漢陽、漢口の三区から成り立っています。 優れた地理的条件は、昔から「九省に通じる所」とたたえられ、交通や商業の要衝として栄えています。 小説「三国志」の舞台としても知られ、3500年の歴史を有する都市として、自然と人文の観光資源はとても豊富で、長江流域には、東湖をはじめとした多くの湖が点在し、 長江を遡れば三峡や神農架などの風景名勝区がひろがります。
 夏は重慶、南京と並んで中国の三大ボイラーと呼ばれるほど気温が高く、最高気温は40℃にも達します。

■ 湖北省の名所 長江 東湖 黄鶴楼 漢街 赤壁古戦場
武漢 武漢


武漢大学

 武漢市は、北京、上海に次ぐ大きな人材養成拠点として、湖北省をはじめ中国の先端産業を支える主な人材を輩出し、市内84校の大学に118万人を超す学生が在籍します。その中でも武漢大学は、中国重点国立大学トップ10の1つであり、約4万人の学生数を有します。
 国が初めて設立を批准した研究生院の1つでもあり、184の学科において博士学位の授与権、238の学科で修士学位の授与権を所有し、また11の博士課程修了後流動ステーションを所有しています。他に20の学科が国家重点学科に指定され、17の学科が国家“211工程”の重点建設学科に列せられています。特にコンピュータサイエンス専攻の学生6000人は、次世代の活躍を期待されています。
 武漢大学は、風光明媚な珞珈山麓、東湖に面し、広大なキャンパスを誇ります。大学も近代的な建物と、旧式の建物が調和し、校内にも水と緑が豊富で、春になると日中国交正常化以来植えた大量の桜が咲きます。

武漢大学 武漢大学工学部正門
武漢大学 工学部正門
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武漢東湖水利部948プロジェクト

武漢大学工学部水利水電学院では、国家水利部948プロジェクト(※1)として、炭素繊維水利用技術を利用し東湖にて水質浄化実証を行うことになりました。
 プロジェクト開始のきっかけは、日本国立環境研究所の中国人研究者よりの紹介にて、武漢大学李蘭教授より2010年7月にメールをいただいたことから始まりました。
 その後、たくさんのやりとりの結果、中国中央政府水利部より認可が下り、予算が執行され2011年6月には、炭素繊維水質浄化装置の仕様が決定されました。武漢大学とは技術協定を締結し、輸入業務は北京の商社を介して契約となり、2011年8月に、40フィートコンテナ1台に満載された炭素繊維が、船便にて上海を経由して長江を遡り武漢に運ばれました。
 2011年9月中旬に、東湖に炭素繊維の設置が行われることとなり、日本よりJWGをはじめとした技術陣が技術指導のため武漢市を訪れました。

※1 国家水利部948プロジェクトとは?
 中国政府が推進する国家プロジェクトの一つで、先進科学技術導入プロジェクトの略称です。海外の先進科学技術を研究開発に関わる時間を短縮し、費用を節約して世界の先端レベルを目指し、中国産、内製化の技術としようとするもので、早い話が、世界の先進技術を一度は導入して、研究開発の手間を省き中国のものとしようとするものです。第11次5ヵ年計画から開始され、2011年からの第12次5カ年計画でも継続して実施されています。毎年18億7500万円が拠出され、農業部、林業局も実施されています。



水質実証概要

  • 場所:東湖(武漢大学工学部正門前)
  • 面積:1,800m(30m×60m)
  • 水深:平均2m
  • 水質:故燹糞╂疆変化あり)
  • 実証方法:炭素繊維水質浄化装置を設置して周辺水との水質指標の測定にて効果を確認する。設置時から毎月武漢市水利部測定行う。
  • 実証期間:設置より1年間
  • 設置日:2011年9月16、17日
  • 水質指標:BOD、COD、アンモニア性窒素、全窒素TN、全リンTP
  • 測定機関 水利部水文勘測局


実証地航空写真 実証地全景
実証地 実証地全景
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9月16〜17日設置の様子

設置風景 設置風景
設置風景 設置風景
設置風景 設置風景
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11月14〜15日

  設置後2ヶ月の水質浄化効果確認のため、再び武漢市を訪れました。
 実証水域の水は、設置してある炭素繊維の様子がはっきりと確認できるほどすっきりと澄み渡り、約2mほどの水底まで見透せるような水質改善が成されていました。

実証水域
実証水域

 実証域と周辺水域を隔離するシートにより、両者の水質の違いは一目瞭然です。

比較画像
比較画像

 実証水域の周辺水域との水質指標の削減率は、たいへん大きくその成果を実証地前の道路に看板を作り掲示しています。

看板 削減率

全員画像

 武漢東湖プロジェクトは、設置後2ヶ月の水質測定、観察にて大きな水質改善成果を得ることができました。今後も、プロジェクトは続きますが、この成果を中国をはじめ世界の水質問題解決に活かしていきたいと思います。

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